リセスとビットの形状比較
従来の思考や発想で、安定した「品質管理」が可能でしょうか?
ねじは完成品の優劣を左右する最も本質的な要素部品です。トツプラ®PAR. ねじは、従来の十字ねじのわずかなリセスの改善で、信頼性の高い締結と「安定した品質管理」をご提供します。
| トツプラ®PAR. ねじ | 従来の十字ねじ |
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十字溝 中心部 | 形状 | 中心部形状変更なし |
効果 | (従来のビット使用可)互換性確保 |
四枚羽の 開き角度 角度 | 角度 | 88° | 92° |
効果 | - 四枚羽先端部(n)の幅が広い
- 内向きの力が働き、締め付け力を増して安定する
- ビットとねじの接触面積が約2倍になり伝達効率が向上する
- 締め付けトルクが均一になり、品質が安定する
- ビットとねじの嵌合が良くビットの摩耗を防止する
| - 四枚羽先端部(n)の幅が狭い
- 外向きの力が働き、締め付け力が低下して不安定になる
- ビットとねじの接触面積が小さく伝達効率が悪い
- 締め付けトルクがバラつき、品質が安定しない
- ビットとねじの嵌合が悪くビットが摩耗する
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| トツプラ®PAR. ねじ | 従来の十字ねじ |
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先端部 | 角度 | 極力 0° | 26° 30′ |
効果 | - 極力ストレートに設計することで、回転力を加えた時に上方向の分力はなくなり、ビット先端の浮き上がりが殆どないのでカムアウトを防止する
- ビットが浮き上がらない為、ねじ溝の破損やビット先端の摩耗、変形が低減する
- カムアウト現象がなく製品への傷を防ぐ
- ビットが浮き上がらないので、ビットを強く押し当てる必要がなく、推力(押す力)を大幅に低減する
| - テーパー設計は、回転力を加えると上向きの分力によりビット先端が浮き上がる(カムアウト)
- ビット先端が浮き上がる途中回転しているので、ねじ溝を破損したり、ビット先端が摩耗、変形しやすい
- カムアウト現象により、ねじがビットから外れて製品に傷をつけてしまう
- ビット先端が浮き上がる傾向がある為、作業者はビットを強く押し当て、推力(押す力)を加減しながら作業しなければならない
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駆動面積 | 面積 | 従来の約2倍 | 小さい |
効果 | - 駆動性が良い(まっすぐに)
- 単位面積当たりのねじの駆動力は小さく、ビットの摩耗が低減されて寿命が長くなる
- ビットとねじが傷つかない
- 摩耗が大幅に低減される為、材質を変えて硬度を上げる必要がなくなると同時に、ビットの定期交換が実現し生産性は向上する
- 締め付け位置で駆動するビットとねじの嵌合性にすぐれ、ねじのふらつきがなく、ねじ締め作業が安定して、作業ロスを低減する
| - 駆動性が悪い(ふらつく)
- 単位面積当たりのねじの駆動力は大きく、ビットが摩耗して寿命が短くなる
- ビットとねじが傷つきやすい
- 摩耗を防ぐ為に、例えば、ビットメーカーは材質の硬度を上げるが折れやすくなり寿命が定まらず、ビットの交換は難しい
- 締め付け位置で駆動するビットとねじの嵌合性がふらつき、仕損じが発生して作業ロスとなる
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POINT
トツプラ、インタトルクはHIOS社の登録商標です。